新潟市議会は、30日に能登半島地震の復旧費用などを審議するための臨時会を開き、はじめに地震で亡くなった人たちに黙とうをささげました。
そして、一般会計の総額で211億3000万円余りとなる補正予算案を含む6つの議案が提出されました。
補正予算案には、
▽液状化などで被害を受けた住宅の修繕や建て替えなどを支援するための費用や
▽道路や施設などの復旧費
▽児童・生徒の心のケアのためスクールカウンセラーを配置する費用などが盛り込まれています。
また、大きな被害を受けた西区の坂井輪中学校については、損傷が大きい南校舎を来年度に解体し、北校舎や管理棟は修繕する方針を固め、オンライン授業を充実させるための費用なども計上しています。
補正予算案の提出にあたり、中原市長は「国や県の支援を受けて一日も早い復興に全力で取り組みたい」と述べ、補正予算案は31日の本会議で採決が行われる予定です。