東京 千代田区のホテルで開かれた「お別れの会」には、創価学会の発表で、アメリカや中国など各国の大使館関係者や経済界、学術界などから合わせておよそ2600人が参列しました。
去年11月に95歳で亡くなった創価学会の名誉会長、池田大作氏は、今の東京 大田区出身で、昭和35年に32歳で創価学会の第3代会長に就任しました。
翌年には公明党の前身となる政治団体「公明政治連盟」を結成し、昭和39年に公明党が結党されて以降は、中央の政界にも存在感を示すようになりました。
創価学会によりますと、平和運動や国際交流にも積極的に取り組み、世界54の国や地域を訪れて指導者や文化人と対談を重ねるなどし、国連平和賞も受賞しました。
昭和54年に会長を辞任したあとも、名誉会長としてカリスマ的な影響力を持ち続けていましたが、晩年は、表舞台に姿を現す機会が減り、小説の執筆活動などにあたっていたということです。
会場にはカーネーションや菊の花をあしらった幅36メートル、高さ4メートルほどの祭壇が設けられ、参列した人たちは献花をして手を合わせ、池田氏をしのんでいました。