陸上自衛隊とアメリカ海兵隊は「アイアン・フィスト」と呼ばれる離島の防衛を想定した共同訓練を2006年から行っていて、去年は初めて日本で実施しました。
陸上自衛隊は、ことしの訓練についても今月25日から来月17日にかけて九州・沖縄で行うと2日、発表しました。
陸上自衛隊の水陸機動団や沖縄に駐留する第31海兵遠征部隊など合わせておよそ2100人が参加し、鹿児島県の沖永良部島や沖縄県にある海兵隊基地のキャンプハンセンなどで、着上陸訓練や、実弾の射撃訓練などを行うとしています。
陸上自衛隊が沖永良部島で訓練を行うのは初めてで「南西諸島での対処力の向上を目指している中で、地形や気象などの特性も考慮して、訓練を行うことを決めた」などとしています。
一方、今回の訓練では、去年11月に墜落事故が起きた輸送機のオスプレイは日米ともに使用しないとしています。