災害廃棄物の片づけなどにあたるボランティアについて、被災地の受け入れ態勢が十分に整っていないため一日に入る人数や活動できる時間は限定されています。
このため、13日の時点でおよそ2万5000人がボランティアの登録をしたのに対し、実際に活動したのは延べ人数で2200人余りにとどまっています。
これについて馳知事は、14日の記者会見で「本音ではもっと送りたいが、受け入れる側の状況もあり、非常にもどかしい」と述べました。
そのうえで「いずれはより被災地に近いところを中継地点としてボランティアに入っていただきたいし、できれば1泊できるような拠点を提供したい」と述べ、活動時間を延ばすために休憩や宿泊ができる体育館や倉庫を提供できないかなど、受け入れ態勢の整備に努める考えを示しました。
また、今月10日に七尾市で被災した建物の片づけ作業中に死亡事故が起きたことを踏まえ「作業の内容や安全性を確認したうえで被災者に寄り添った活動への協力を引き続きお願いしたい」と述べました。