政府が、ことし12月に今の健康保険証を廃止し、マイナ保険証に移行するとしている中、厚生労働省は、マイナ保険証の都道府県別の利用率を初めて、社会保障審議会の部会に示しました。
それによりますと、1月の時点で最も高かったのは、
▽鹿児島県で8.4%
次いで、
▽鳥取県の7.2%
▽福井県で6.8%でした。
一方、最も低かったのは、
▽沖縄県で2.3%
次いで、
▽愛媛県の2.7%で、
▽全国平均では4.6%でした。
また、自治体が運営する国民健康保険でのマイナ保険証の利用率は、去年11月時点で、
▽北海道礼文町が最も高く21.8%
次いで、
▽奈良県黒滝村が17.8%
▽群馬県草津町が16.4%でした。
厚生労働省は今後、都道府県を対象に説明会を実施して、利用の促進に向けた国の支援策や、利用率が高い地域の取り組み状況を紹介するなどして普及を急ぐことにしています。