ことしの春闘でトヨタの労働組合は
▽「職種別」や「資格別」に賃上げの要求額を提示し、最も高いケースでは月額で2万8440円の賃上げを求めたほか
▽ボーナスに当たる一時金は過去最高となる月給7.6か月分を要求していました。
これに対して経営側は、集中回答日の13日、賃上げとボーナスについて組合の要求通り満額回答し、ことしの労使交渉が妥結しました。
満額回答は4年連続となります。
今回の満額回答について、トヨタでは、物価高が続く中で特に若手の処遇を改善し、優秀な人材の獲得につなげることが主なねらいだとしています。
また、ことしの交渉では、現場の負荷を軽減し品質向上を図る取り組みとして、労使で連携してプロジェクトや生産台数が過度な負担になっていないか定期的に点検することなども申し合わせたということです。