今月9日の早朝、笛吹市春日居町別田の畑で、収穫直前の「夢みずき」という品種の桃がおよそ100個、金額にして7万円分盗まれていることに農家の男性が気づきました。
男性が3日前に確認した際には変わった様子はなかったということで、警察が窃盗事件として捜査しています。
男性は「1年に1回しか収穫できず丹精して育てたのでとても残念です」と話していました。
警察によりますと、山梨県内では今月に入って25日までに桃が大量に盗まれる被害がほかに2件、相次いでいて、いずれも全国でも有数の桃の生産地である笛吹市の畑が現場だということです。
山梨県では収穫前の農作物が盗まれる被害があとを絶たず、去年の桃の被害は11件、およそ110万円分に上りました。
警察やJAは畑の周辺でドローンを使ったパトロールなどを行い不審な車や人物への警戒を強めています。