高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」は、長期間強い放射線を出し続けることから、地下300メートルより深くに埋めて最終処分することが法律で決まっていて、処分地の選定に向けた調査は3段階で行われます。
第1段階の「文献調査」は、2020年から北海道の寿都町と神恵内村を対象に全国で初めて行われ、実施機関のNUMO=原子力発電環境整備機構はことし2月、ボーリング調査などを行う第2段階の「概要調査」に進むことができるとして、寿都町の全域と、神恵内村の南端の一部を候補地として示した報告書の原案を公表しました。