敦賀海上保安部によりますと、3日午後5時すぎ、敦賀市にある手の浦海水浴場を訪れていた三重県の10歳の小学生の男の子が海の中で近づいてきた野生のイルカに右手をかまれ、中指と薬指、あわせて20針以上を縫う大けがをしたということです。
また、3日午前には、同じ敦賀市にある水島海水浴場でモーターボートで沖に出た京都府の46歳の男性が海に入っていたところ、イルカに左手の中指をかまれ軽いけがをしたということです。
福井県内ではおととしから、海水浴客が野生のイルカにかまれる被害が相次いでいて、ことし確認された被害は今回の2件を含めこれで4件となりました。
敦賀海上保安部は、イルカを見つけたら近づいたり餌を与えたりせず、すぐに海から上がるよう注意を呼びかけています。