興福寺は、国宝の五重塔や阿修羅像など数多くの文化財を所蔵していますが、新型コロナウイルスの影響で参拝者が減ったうえ、仏像や建物の維持管理に必要な資材価格や人件費の上昇が負担になっているということです。
このため、来年4月から境内にある3つの建物の拝観料について、最大で200円値上げするほか、駐車場の料金についても上げることを決めました。
一方で、3つの建物を回ることができる割安の共通券を新たに販売するとしています。
興福寺で拝観料が改定されるのは、2018年1月以来7年ぶりで、「貴重な文化財を後世につないでいくためにご理解を賜りたい」としています。