世界遺産・姫路城は、昨年度およそ148万人が訪れた人気の観光スポットで、築城から400年以上となり、維持管理に必要な財源の確保が課題となっています。
このため城を管理する姫路市は、18歳以上は1000円としている入城料金について、市民以外は2倍から3倍程度に値上げする方針を固めました。
一方、市民については、「納税などで城の保全に貢献している」として、料金を据え置くとしています。
姫路市は今月の市議会に諮ったうえで詳細を決めていくことにしていて、再来年春の値上げを目指すとしています。
姫路城管理事務所の遠周重樹所長は「姫路城の保存と継承のためには、値上げが必要な状況になっています」と話しています。