逮捕されたのは、千葉市の職業不詳、大沼光葵容疑者(35)です。
警視庁によりますと、平成30年6月、「ベンツやフェラーリなど高級外車の転売事業で高い利益を得られる。出資すれば配当を出す」などと都内の50代の男性に投資をもちかけ、現金3000万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
容疑者は男性に対し、「市場に出回りにくい車種を中古車オークションで買い占めて市場価値を上げてから転売する」などと説明していましたが、実際にはオークションへの参加資格を持たず、事業にも実態はなかったとみられています。
調べに対し、容疑を認めたうえで、「30人以上からカネを集めた」などと供述しているということです。
警視庁は容疑者が、集めた金の一部を配当に見せかけて出資者に戻す「自転車操業」の状態で勧誘を繰り返し、合わせて数億円を集めていたとみて、捜査しています。