先月18日、中国南部の深※センで、日本人学校に通う10歳の男子児童が、登校中に刃物を持った男に襲われ、翌日、死亡しました。
事件のあと、深※センの日本人学校では、児童を登校させずにオンラインで授業を行っていましたが14日、およそ1か月ぶりに児童の登校を再開しました。
外交筋によりますと、登校の再開にあたって学校では、安全対策として、スクールバスの車内に加えて停留所にも警備員を配置したほか、徒歩で通学していた児童については、保護者が同伴してタクシーで登下校する対応をとるということです。
また、地元当局も学校周辺の警備を強化しているとしています。
ただ、通学に不安を抱えたり、日本に一時帰国したりしている児童もいることから、希望者にはオンラインでの授業を併用することにしています。
事件をめぐって、日本政府は中国側に対し、一刻も早い真相の究明や説明を求めていますが、発生からまもなく1か月となる今も中国当局は拘束された男の動機などの詳しい情報を明らかにしていません。
※センは土へんに川