志賀原発では、外部から電気を受ける送電線が3系統ありますが、このうち50万ボルトの系統は変圧器の故障で使えなくなっていて、1号機は6万6000ボルト、2号機は27万5000ボルトの系統で電気を受けていました。
北陸電力は、残る2系統のうち6万6000ボルトの送電線について、13日午前7時半ごろから地震で壊れた絶縁用の「がいし」などを補修する作業を行うため、送電を停止していました。
このため、外部から電気を受けられる系統は27万5000ボルトの1系統に限られていましたが、正午前に作業を完了したということで、6万6000ボルトの系統も使える状態に戻ったということです。
北陸電力は、燃料を貯蔵する使用済み燃料プールの冷却など安全上重要な設備を動かすのに必要な電源は確保されているとしています。