警察によりますと、去年11月、平塚市内のアパートに住む小学3年生の男の子が隣の部屋の女性に「ママが帰って来ない。家の電気もつかなくなった」などと助けを求めました。
女性からの通報を受けて警察官が駆けつけると男の子の部屋は電気が止められ食べ物も少ない状態で、男の子は児童相談所に保護されました。
体調に問題はないということです。
警察が当時の状況について、母親から事情を聴いたところ、男の子だけを残して外出していたことがわかったということです。
このため警察はおよそ2週間にわたって放置していた疑いがあるとして、母親で、会社員の芥里菜容疑者(25)を保護責任者遺棄の疑いで16日逮捕しました。
これまでの調べで、男の子は去年10月以降、学校に一度も登校しなくなり、食べ物が足りずに祖母に連絡して送ってもらったこともあったとみられるということです。
調べに対し、容疑を認めたうえで「子どもとどう向き合っていいか悩んでいた」と供述しているということで、警察が詳しいいきさつを調べています。