NTT西日本の子会社「NTTビジネスソリューションズ」の派遣社員だった景山昌浩容疑者(63)は、去年1月、会社のサーバーから岡山県内の企業の顧客情報が含まれたファイルデータをダウンロードして複製し、東京都内の名簿業者に送信して漏えいしたとして不正競争防止法違反の疑いで1月31日逮捕されました。
警察の調べに対し容疑を認めていますが、動機について、「金に困ってやった」などと供述していることが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
容疑者はコールセンターシステムの運用保守を担当していて、警察は10年近くにわたって委託元の自治体や企業などが保有するおよそ928万人分の個人情報を不正に持ち出して複数の名簿業者に売却し、2000万円以上の金を受け取っていたとみて詳しいいきさつを調べています。