災害廃棄物の受け入れは、石川県穴水町からの要請を受けて富山県立山町にある富山地区広域圏事務組合の焼却施設で始まりました。
初日の15日は、使えなくなった家具などの災害廃棄物、およそ4.5トンがトラックで運び込まれました。
廃棄物は、いったん民間の廃棄物処理会社で粉砕されたもので、一般の家庭ごみと一緒に焼却処理されたということです。
富山県によりますと、今回の能登半島地震で富山県内の自治体が石川県の被災地から災害廃棄物を受け入れるのは初めてだということです。
事務組合によりますと、15日の受け入れは試験的なもので、今月19日から本格化し、1日最大50トン程度を処理する予定だということです。
焼却施設の梅澤博所長は「これまでに東日本大震災の際などにも災害廃棄物の受け入れの実績があり、被災者が1日でも早く普通の生活に戻ることができるよう協力したい」と話していました。