防衛省によりますと、9日午前7時ごろ、中国海軍の空母「山東」やミサイル駆逐艦など合わせて4隻が、沖縄県の宮古島の南東およそ520キロの太平洋を航行しているのを確認しました。
空母では戦闘機の発着も確認され、航空自衛隊がスクランブル=緊急発進などで対応し、領空侵犯はありませんでした。
「山東」は、2019年12月に就役した中国で初めての国産の空母で、防衛省が太平洋での航行を確認したのは、去年11月以来、4回目です。
防衛省は、中国が遠方の海域で空母などの運用能力の向上を図っているとみて、警戒と監視を続けています。