逮捕されたのは東京のトレーディングカード販売会社の元代表、立花恵一郎容疑者(49)です。
警視庁によりますと、立花元代表は、カードの架空の取り引きで会社に1億8000万円の損害を与えたとして、特別背任の罪などで起訴され、その後、保釈されていましたが、ことし8月下旬、刑事裁判の判決の日に出廷しなかったとして、刑事訴訟法違反の疑いが持たれています。
元代表は親族に「しばらく身を隠す」という趣旨のメッセージを残していて、警視庁が行方を捜していたところ、2日、宮崎市内にいたところを逮捕したということです。
調べに対して、「刑務所に入りたくなかった」などと供述しているということです。
日産自動車のカルロス・ゴーン元会長が保釈中に海外に逃亡した事件をきっかけに、去年改正された刑事訴訟法に保釈中の被告などが裁判に出てこない行為を処罰の対象とする「不出頭罪」が新設されていました。