衆議院は9日に解散され、今月15日公示、27日投開票の日程で衆議院選挙が行われます。
警視庁は10日、選挙違反の取締本部を設置し、取締りを担当する捜査2課の前に看板が設置されました。
警視庁によりますと、今回の選挙に関連し、9日までに違反の疑いがあるとして行った警告は30件で、前回の同じ時期と比べて11件多くなっています。
街頭演説の会場での、のぼり旗やポスターの掲示に関する違反が目立っているということです。
都内で行われた選挙では、ことし4月に行われた衆議院東京15区の補欠選挙で政治団体の代表らがほかの陣営の演説を妨害したとして逮捕、起訴されたほか、7月の都知事選挙では、全裸に近い女性の画像や、風俗店の店名などを記載したポスターなど、選挙ポスターをめぐる警告が相次ぎました。
警視庁はおよそ2000人の体制で取締りにあたることにしていて「不偏不党の立場を堅持し、厳正、公平な取締りを徹底することにより、選挙の自由と公正を確保したい」としています。